読めば明日から希望を持って頑張ろうと思える内容の文庫

 仕事を辞める前の日に,次の職場でも頑張ってと同僚がくれたのが「置かれた場所で咲きなさい」という文庫本でした。

おそらく同僚はこれを読んで次の場所で頑張んなさいという意味と,まだこの場所,この職場で一緒に頑張ろうよという両方の意味でくれたのだと思います。

本の内容は,作者のシスターの方が大学の学長に就任し,風当たりの厳しい日々の中での苦労と失敗,けれどそこから学んだこと。

そのタイトルの最後に大きな文字で結論として二,三行あり,その最後の文を読むだけでもこの本の言いたい事は伝わるのではないかと思います。

最初のタイトルから私には衝撃でした。

その時の環境から逃げるように退職を選んだのですから。

生きるための教科書,明日から少し弱虫な私をやめてその環境下で自分を信じて正しいと思う行動をしようではないかと,最近読んだ他の本とは違う感動を覚えました。

まっすぐに心に入ってくる言葉たち。もっと早くに出会いたかった本がこれでした。